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皆様に幸運をもたらす看板娘をつとめております。

「最初は、私がお店に預けられて面倒をみてもらってたの。そのうち、私の八の字眉のような顔の模様が末広がりで縁起がいい、ということになったらしくて。だから、お店の窓口で看板娘をつとめることにしたの。でも私、おとなしいからたまには会いに来てね」

そう言ってるかどうかはわからないけど、ハチをお目当てに、全国各地からわざわざ来店される方も少なくない。店先に置かれた招き猫と一緒に沿道を見つめるハチを見かけると、なるほどそれだけで幸せな気分になる。

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気分のいい日は、窓から外を眺めています

「私のご主人はマエダヨウイチといって、この近くに私と暮らしているの。なので、私は通いの看板娘。毎日朝ご飯をいただいてから、お昼くらいに糸久たばこ店に出勤してくるわ」

マエダさんはフリーのライターさんで、ハチを友人から譲り受けたのが東日本大震災の直後。仕事柄、事務所を留守にすることが多く、昼の間ハチは、マエダさんの知人でタバコ屋さんを営む長谷川香さんのところに預けられることになる。それが福を招くネコとして話題にのぼり、新聞やテレビなどのメディアにも取り上げられ、水戸だけでなく全国でも有名に。

ハチの本『こまり顔の看板猫!ハチの物語』

004_P3ハチの飼い主・マエダヨウイチさん

「私が福を呼ぶかどうかは知らないわ。でも、『合格しました』とか『おかげさまで就職できました』とかお便りがたくさん届いているのは確かね」

糸久たばこ店では宝くじも販売しており、ここで宝くじを買い求めて、ハチの頭を撫でていく方も多いのだ。ハチのイラストを描いてきてくれる方もいる。

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ネコは寝るのも大切な仕事だから、寝てたらごめんね

「水戸市内はもちろん、熊本や青森などからわざわざ私に会いに来てくれる人がいるのは、とってもうれしい。天気のいい日は窓から外を眺めているけど、ネコは寝るのも大切な仕事だから、棚の上や奥で寝ちゃう事もあるの。そんな時は、ごめんね」

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せっかく遠くから来たのに会えず、残念がられることもある。そんな方のために、香さんは窓にハチの写真を貼ったり、写真集を用意したり、気配りも欠かさない。この日も宝くじがたくさん売れていた。実際、高額当選者もたくさん出ているようだ。

「みんなが会いに来てくれるから、私は幸せ。ご利益は、そのほんのお裾分け」
と、ハチが実際に思っているかどうかは別にして、糸久たばこ店にとっては立派な招き猫に違いない。

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私の招福バッチも売ってます

「場所は、宮下銀座の入り口。近くに来たら寄ってね。私の招福バッチもあるから」

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銀杏坂に面した、東照宮の赤鳥居の真横。小さなタバコ屋さんだが、葉巻から紙巻き、外国産タバコまで種類が豊富。ハチと同様に店主の香さんの笑顔も相まって、客足は絶えない。
香さんは、FMぱるるんにレギュラー番組をもっていて、茶舗 牧ノ原(宮町・銀杏坂)の五條誠司さんと一緒に声を届ける (Diver City Radio・毎月1回・日曜日のどこかで3時間)。

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ハチに手を振っていく人、遠巻きにハチの姿を探す人。店の前を通りかかると、そんな光景が見られる。
そして時折、「キャー可愛い」とか黄色い声が飛ぶのである。こんなタバコ屋さんは、まあ珍しい。

004_P9糸久たばこ店

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住所:水戸市宮町2-3-35

TEL:029-224-2776

涙する観客を見て、逆に胸を打たれてしまった。 しもいちの風情も知ってほしいのです

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