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水戸一中OBがつくりました。

水戸芸術館開館25周年記念事業「カフェ・イン・水戸R」の関連プログラム「Re MITO 100(リミット100)」についての記事を掲載しています。

「僕らは地元が大好きなので、ここをもっともっと楽しい場所にしたいです!」

ここは、水戸市中心市街地の北西に位置する、二十三夜尊桂岸寺。その奥には、かの徳川光圀公ゆかりの庭園・保和苑が広がる。
古くから「三夜さん」として親しまれてきたこの場所で、地元の活性化に奮起する2人がいた。
「三夜さんが好き!実行委員会」実行委員長の酒井武司さん、副委員長の松本寛さんだ。

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 まずはやってみる、そしてつないでいく

「地元の年配の方や先輩方は、『昔の三夜さんの祭りはすごかった』という思い出が強いそうです。当時はこのエリアが水戸で一番にぎわっていた、という話も聞きました。僕らが子どもの頃も、とにかく三夜さんに遊びに来るのが楽しみでね。クマとかアザラシもいて、まるでちっちゃい動物園みたいな感じでした(笑)」

DSC_0016-1昭和56年の新聞記事

「保和苑には6,000株のあじさいが植えられていて、今でも初夏には県外からも大勢の観光客が来ますし、その周辺には歴史的な史跡が密集しています。でも、僕らが子どもの頃、当たり前のように行われていた三夜さんのお祭りがなくなり、商店街も当時のにぎわいからは遠ざかってしまいました。他の商店街の人たちに、『あんなにいい資源が地元にたくさんあるのに、どうして何もやらないんだ』と言われたこともあります」

「僕らは、あの頃のにぎわいを少しでも取り戻したかった。記憶に焼きついている思い出が消えてしまうのって、寂しいじゃないですか。だから、あの頃の思い出を共有する、水戸一中OBのメンバーに声をかけ始めました。まずは僕ら数人からでしたけど、『若くても、この場所を愛する力があればきっと何かできる』と信じていました」

「みんな『三夜さんのにぎやかなお祭りをやりたい』という気持ちがありました。ただ、運営のノウハウを全然持っていなかったので、まずはくろばね商店会さんがずっと続けている『くろばね朝市』をモデルにやってみようということになったんです。くろばね朝市は、地元の人たちがメインとなって、もう100回以上も行われていますからね。あんなに続いているイベント、他にはなかなかないでしょ」

DSC_0093-2酒井武司さん(左)、松本寛さん(右)

2013年に始まった二十三夜尊納涼祭は、今年で3回目をむかえる。

「とにかく試行錯誤の連続でした。でも、とにかくスタートを切ることが大事だと言い続けてきたので、形にできて良かった。くろばね朝市も、いきなり今のような形だったわけじゃなく、ずっと続けてきたからこそ、皆さんに愛されるイベントになったんですから。納涼祭も今後5回、10回と続けていくことで、当たり前の文化として定着していくんです」

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盆踊りの復活を目指して

「色々と課題は山積みですが、地元の皆さんから『よく始めてくれたね』と言っていただいて、嬉しかったですね。でも、これで終わりません。三夜さんのお祭りといえば、盆踊りですから、昔みたいに大きいやぐらを組んで、盆踊りを復活させるのが目標です!」

DSC_0014 (2)-1昭和59年に行われた盆踊りの写真

「ただ、納涼祭の運営も水戸一中OBだけでは限界があります。なので、これからは水戸一中OBという枠をちょっとずつ外していって、若い20代の人たちにも声をかけていきたいですね。でも、今は30・40代のスタッフが多いので、その中にいきなり入ってというのも難しいでしょ?だから、まずは祭りに遊びに来て、一緒に楽しんでほしい。僕らの世代は、小さい頃の三夜さんでの思い出がたくさんあるけど、今の若い人たちにはあまりないと思います。20代の人たちや子どもたちにも、『三夜さんに来ると楽しいんだ』という経験をしてもらいたいので、そのきっかけを作っていくのが、今の僕らの役目ですね。そして、どんどん次の世代、また次の世代へと継承していきたいです」

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「今年は初めて2日間開催します。スタッフも皆気合入ってますよ!恒例の、吉原殿中早食い選手権もやります!(笑)たくさんの方に来ていただきたいですね。納涼祭だけじゃなく、これを機に周辺の史跡も巡っていただき、歴史ロマンを感じてほしいです」

親から子、子から孫へ紡がれる想い。盆踊りの復活に向けて、三夜さんが大好きな若者たちの挑戦は続いていく。

DSC_0152-2二十三夜尊納涼祭
■日時:9/5(土)17:00~21:00、9/6(日)12:00~21:00

Re MITO 16.水戸一中OBがつくりました。(ガイドブックデータ)

※Re MITO 100ガイドブックは、水戸芸術館、水戸駅の水戸観光案内所、南町三丁目のまちなか情報交流センター、まちの駅等で無料配布しています。

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住所:水戸市松本町13-19(二十三夜尊桂岸寺)

TEL:029-228-2227(H.Eワークス事務所内)

人がいると物がたまり何かが始まる、物があると人がた・・・ ハートで見る弘道館 模様にこめられたひみつ。

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